源氏物語宇治の結び上

出生の秘密を知り、出家を願いつつ、宇治で出会った姉妹に心奪われる薫中納言。姉の大君を慕うものの、思いを遂げられず、大君はこの世を去る。妹の中の君を友人の匂宮に譲ったものの、未練が残る薫中納言。さらに、結婚したにもかかわらず、大君が忘れられず、姉妹の異母妹の存在をしり、言いよる薫中納言。男の執着がそら恐ろしい一冊。